数ページで区切られており、文字の間隔もかなりあってサクサク読める。よい点として、なぜ子どもの外遊びが減ったかということについての時代背景が説明されている。
- 道路の舗装が進み、土の場所が減った。
- 空き地や、資材置き場といった場所がきちんと管理され子どもの遊び場ではなくなった。
- 1970年代より上記が始まり、今の親世代は外遊びを知らず子どもに遊び方を教えてあげることができない。
なるほど、なるほど。
個人的にイマイチな点としては、外遊びが身体にいいことを説明してくれているが、データが少なく定性的な記述が多い。早寝早起きして(本書では早起きすれば早く寝るというロジック)体を使って遊べば、心身ともに健康というのは、そうだろうなぁ、としかコメントできない。。。
軽度の発達障害のある子どもでも、周囲の子ども達と遊びたい!という思いで、一生懸命、積極的に外で身体を動かすことで、脳や身体に刺激が加えられ、行動療法を自然に行っていることになる。といった、プラス面が紹介されているが、どれくらい外遊びすると、どの程度改善されるといったデータがあるともっとよかったなと感じた。
外遊びのイメージで、日月火水木金土というのは意識すると親の方はわかりやすいかも。
毎日、近場でできるものもあれば、特別なイベントでしかできないものもありますが、ネタに困ったときに連想すると閃くかも!?
日:太陽関係の外遊び。ひなたぼっこ、夕焼けを見る、影踏みなど。
月:お月様、転じて夜の遊び。月の満ち欠け、天体観測、夜の生き物観察、肝試しなど。
火:たき火、キャンプファイアーなど。
水:水辺の遊び。水生動物を捕まえたり、釣り、スイミングなど。
木:木登り、木工品作成、落ち葉や木の実集め、道路の花などを摘んだり調べたり。
金:(ちょっとこじつけっぽい(笑))金属、工業技術より転じて、アニメやテレビゲーム
土:砂場遊び。ねんど遊び、植物を育てたり
最後の方に外遊びが苦手な親は、プレイパークや団塊シニアのボランティアを活用して、子どもと一緒に楽しもうという紹介があり、お出かけの候補に役立ちそう。
全国のプレーパーク一覧
http://www.bouken-asobi.com/link_park.html
上記リンクは、和歌山県の任意団体で非営利団体の方のHP より。全国にこのような場所があるよという紹介のため、プレーパークでの活動については、各パークにて確認する必要あり。
ボランティアで運営されているので、公園に集まって、第○ ○曜日開催といった形のところが多い雰囲気。中には活動拠点(お店を普段は運営?)あるところもある模様。
私の住んでいる周辺で使い勝手よさそうなものはなく、残念(>_<)
案外、市報、地域情報誌、大きめの公園や幼稚園のイベントなどでも似たようなものは見つけられるかも?以上、ご参考になれば幸いです!!