かわいいイラストのマンガ付きでサクサク読める。にもかかわらず、重要な事が書かれていて、分かりやすい。
1、2と比較すると本書では、子供の対象年齢を思春期まで広げている。本の半分近くを読者からの質問に答えている。というのが特徴です。
すごくいいなと感じたのは下記(P47より)
『親が肩の力を抜くと、親が楽になります。
親が楽になると、子どもも楽になります。
そうすると、険悪な家庭の雰囲気もしだいに和んで、笑いが出るようになります。
親も子どもも、外では、いろいろと気を遣って、疲れているのです。
せめて家庭だけでも、ほっとしたい、と
みんなが願っているのではないでしょうか。』
子どもも、親に合わせてくれていることもあるのかと思うと、お互いに礼はあっても気兼ねなく過ごせるようにな家庭を築きたいと思います。
(P70より)
11章「将来、問題を起こさない子に育てるには、小さいころから厳しくしつけなければならない」という考えは、間違っています。むしろ、親が一生懸命、子どもをしつけようとしたことが、逆効果になっているケースが増えています。
ここでは、キレる若者の話題を取り上げているが、世界のどの国でも最も多く人を殺す年代は10代後半から20代前半なのに、日本では逆に若者の殺人事件が少ない方に注目が集まっているとのこと。センセーショナルな事件は目に付くが、統計的にどうなのか?ということは、どの分野でも重要なんだなぁと気づかされる。
また、締めに『今必要なのは、しつけをしっかりとか、家庭の教育力をつける、というような抽象的な話ではありません。具体的に、子どもの発達に応じて、どのように子どもに関わっていくのか、という知識でありスキル(技術)です!
に全く同意。仕事なんかでは、いろいろと調べたり、スキルアップしたりということが求められるのに、家庭や教育について我流で通すのは、なんか矛盾していると思う。
だからといって完全無欠なわけでもなく(仕事も100%完璧なんてことはないかと… 私だけ!?)、時間を見つけて少しずつ情報仕入れるだけでも随分、気が楽になって家族に接することのできる自分がいます。
親としてはイライラすることもあるけど、子供の甘えや、かんしゃくは、うまく言葉で伝えられないからこその表現であって、心の中でそんなことを考えているのねと思えば温かく見守ってあげられる、気がする。。。
まぁ、午前中さんざん公園で遊んで、お昼ご飯食べに家の前まで来てから、チューリップ見に行くからアッチ!というのは、父のことも少しは考えてほしいですが(笑)
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