いよいよ配筋検査の日が近づいてきました。
ホームインスペクターの市村様曰わく、たまたま私の近所で一条工務店のインスペクションを実施しており、基礎で重大な指摘なしとのことだったので、基礎のインスペクションはなしとしました。
そのかわりに自分でやってみようということで、ネットで調べてみました。
基本的には設計図と同様の施工がされているかどうかを確認します。
とはいえ、その設計図が間違っていると、そもそもアウトなので、目安となる基準が下記。
ほんとは建築基準法とか原典にあたるべきなんでしょうけどねぇ…
1. 定着、継ぎ手と呼ばれる鉄筋が重なりあっている長さ。
40d が基本。dは鉄筋の直径ですので、直径13mm の鉄筋なら、13×40=520mm 重なりあうこと。一条工務店から事前に頂いた図面では、定着に関して、『L2』 と表記があるもよくわからず…
2. かぶり厚と呼ばれる鉄筋の周囲にかぶさるコンクリの厚み。
土に接する立ち上がり部は40mm 以上。底盤(スラブ)、ベースなとと呼ばれるコンクリの土台となる部分で土に接する部分は60mm 以上。
図面を見ると、立ち上がり部の天端は50mm の厚み。幅も外周部は105mm と十分。ベースの鉄筋を支えるスペーサーの高さは100mm 。図面上でかぶり厚はOK。
3. サイコロと呼ばれるスペーサーで、土台となる鉄筋は支えられているが、間隔は910mm 以下、800~1000mm の間ならOKなど、ネットだと情報がマチマチ、、、
図面上だと800以内のピッチに見えるのでOK。まぁ、標準図の鉄筋ピッチが200間隔なので、4ピッチ以内にあるように見えたからなのですが、、、
4. 配管の周囲の補強筋
図面上には特に図示なし。一応、通気口や配管の周囲は径によって補強筋が必要らしい。
しかしながら、木造住宅の場合、業者や、今までの慣習によるところもあって、補強筋の径、定着長さマチマチとのこと。
一応、理系出身とはいえ、土木や建築は全くの素人。
ただ、図面をじーっと見ていると寸法の表記など、なんとなくわかるもので面白いものですね。
上記踏まえて、現場での確認項目として、とりあえず、下記としてみました。紙に印刷して持って行ければ、チェックできてよかったのですが、携帯のメモなのでサッと確認できず現場では不便でした(ないよりはマシでしたが)。
1. 全体を俯瞰する。
まずは東西南北から見て鉄筋の偏りや、番線、鉄筋が落ちていないかなど、雰囲気をつかむ。
2. 設計図と同じか確認する。
配筋の位置、ピッチ(間隔)、径、定着、継ぎ手の長さを確認。スペーサーの間隔や高さ。ホールダウン用アンカーの本数、位置、埋め込みまたは型枠への固定状況。
3. 通気口や配管の周囲の補強筋の有無。
4. 配管の状況
型枠内の配管が届いていない場合、コンクリ打設すると埋まってわからなくなるため、目印すること。基準から何センチの位置にあるというのをメモ。
5. その他
ベタ基礎なので、あまり悪影響はないそうですが防湿シートの破れがあれば補修依頼。番線が落ちていれば、拾っておいてもらう。
参考にしたURL下記。
一条工務店で建築した先輩方のブログ
https://ismart-diy.com/post-3232/
http://ameblo.jp/specia-at/entry-11709882648.html