今回はライフプラン作成のメリット、デメリットについて私の所感を伝えていきたいと思います。
メリット
- 将来の家族の幸せを守れる(かもしれない)人生で数千万の買い物をすることなんて早々ない。そして、一大決心をして買ったとしても、その後の返済で苦労して極端に生活レベルを下げたり、教育費を削ることになったりするのは本末転倒と考えています。
納得する家を買う、建てるというのは大切ですが、その一方で、これからの人生どこにお金をかけるのか、あるいはかかるので準備すべきかということに向き合うための非常によい機会です。
個々人によって、家族構成、年齢、趣味、預貯金額、将来したいことは異なり、それを全て他人に伝えて作成してもらうのは無理があるような気がします(まぁ、時間とそれ相応の手数料をかければ実現できると思いますし、その過程で見落としていた要素を指摘してもらうことには意味があるとは思います)。
ただ、万人に共通な項目も当然あるわけで、それを把握してから相談した方が相手への質問も明確なものになると思います。
- 楽しいwスパロボや、信長の野望などのSLG が好きな人は、現在と将来予測されるリソースとイベントのバランス調整を楽しめると思います。
- 嫁(夫)との会話が弾む?好きな者どおしが結婚しても、育ってきた環境が異なると、やはり食い違いはあるもの。そのギャップが時にして言い合いにつながることも事実ですが、新鮮な発見につながることもまた事実。
私なんかは子供が大学に行きたいなら勉強して奨学金借りればいーんじゃない。国公立に行けないなら仕方ないんじゃない?と思っていた人間ですが、嫁からやりたいことが私立にしかない場合もあるかもよ、と指摘されました。
ライフプランで、私立大学、自宅外通学の金額にした瞬間、老後資金がガクッと減りましたw もし、子供が2人とも私立、自宅外通学にすると赤字がどこまで続くんだという展開w
こういうのを見ると、子供の教育には小さいうちから多少お金をかけても、国公立大学にぜひ進学してもらいたいと感じます(やりたいことが私立なら、それはそれで仕方ありませんが…)。また奨学金や教育ローンについて、借りるか借りないかの議論も事前にできるし、嫁さんがパートタイム or フルタイムで、いつから働けば間に合うのかが分かり、お互い共通した目標を乗り越えようという気概が醸成されます。
- 金融資産の整理ライフプラン作成時には、預貯金額や、支出を把握するために銀行口座やクレジットカードの支払い明細を確認しました。
この時にオンラインで銀行口座にアクセスできるよう手続きをしたり、クレジットカードの支払い口座がバラバラだったのを集約化したりと整理ができ、かなり把握が容易になりました。1回しか使っていないデパートのクレジットカードとか解約してスッキリしました。
デメリット
- 時間がかかり面倒くさいなにせ初めてのことなので、調べるのに時間がかかりました。本当に項目はこれだけでよいのか?、インフレとか考慮すべきなの?とか、思いつくまま調べていくと、入力がほとんどできず時間だけが過ぎていきます。
また子供が産まれる前と後では気付くことも変わるし、やはりライフプランは変化するものと割り切ってエイヤッで作成してよいかと思います。そもそも、支出を入力しようにも家賃、光熱水道費、携帯代、車や奨学金の返済などすぐ分かればいいですが、支払い口座がバラバラだとそれらの情報を集める所からスタートで、つまずきかねないです。
作成の労力はかかりますが、自分や配偶者の金融資産の棚卸し、生活スタイルの見直し、将来への対策と住宅ローンの借入額決定以外にも役立ちますので、ぜひ作成してみることをオススメいたします!